Saturday, April 29, 2006

ケイ酸カルシウム

[コラム]

アクセス分析で見てみると、Yahoo!からこられる方は、「ケイ酸カルシウム、珪酸」と「永田野菜」などでみつけてきているようである。ただ、Googleからも来ているようだが、現在、このサイトのURL指定をしても、何も検索されない。Google八分とは違うようであるが、Googleのキャッシュにこのサイトは全然残っていないようである。
さて、ケイ酸塩白土は、ケイ酸カルシウムの代わりになるものなのでしょうか?

畝づくりの時に、事前にケイ酸カルシウムを土に混ぜておくと、DVD先生は言っている。ただ、ホームセンターに行くとケイ酸カルシウムはなかなか置いていない。

検索してみると、水稲などで事前に蒔くものとして使うようであるが、シロートには、一般に購入できるところはなかなかみつけられない。うちでは、ホームセンターで悩んだあげく、ケイ酸塩白土(ソフトシリカ)を購入して蒔きました。
成分は、珪酸がいっぱい、その他マグネシウム、ナトリウムを含んでいる。
さて、ケイ酸塩白土は、ケイ酸カルシウムの代わりになるものなのでしょうか?

蒔いた後に、ケイ酸塩白土がケイ酸カルシウムの代わりになった、という確証はケイ酸カルシウムを蒔いていないのでわかりません。ここでは、ケイ酸塩白土が何ものか、シロートなりに調べてみました。

ケイ酸(珪酸)ですが、化学的な話は苦手なので置いておいて、窒素、リン酸、カリウムと同様に、植物が吸収して葉っぱの表面を形成したりするそうで、"植物の骨"を形成するのに重要との記述があります(http://www.taihiya.com/kanjuku/keisan.htm , http://www.top-garden.com/topic/0405_1/index.html)。

白土は、特に何かの成分を指してついている名前ではないようです。塗料の顔料や、焼き物の土の材料として、「白い」土であるということのようです。ケイ酸塩白土は、多孔質の粘土(モンモリロナイト)が元のようでそもそもが白いようです。白土というと、貝の粉をさしたり、炭酸カルシウムや硫酸カルシウムをさしたりもするようです。

気になるのは、「塩」という部分です。Wikipediaによると、「酸と塩基の中和反応によって水と共に(水を生じない場合もある)生じる化合物のこと」とあります。ただ今回は、ケイ酸塩(珪酸塩)としてとらえる必要があるようで、ケイ酸塩として調べると、「岩石に含まれる鉱物の一種」とあり、ケイ酸塩鉱物は地殻中の90%を占めるとのことで、要は鉱物のほとんどは、ケイ酸塩だということのようです。
ほとのどの鉱物がケイ酸塩であるということは、その化学的な構造も似ているようで、SiO4という骨格に、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)などの陽イオンが入り込んで、ケイ酸塩鉱物となるようである。
(http://www.asahi-net.or.jp/~up5s-andu/SUISHO/03_kouzou.htm , http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/kobutsu-01.htm , http://www.museum.hakodate.hokkaido.jp/collection/shizen/t_k_05.html)

ってことは、ケイ酸カルシウムはケイ酸塩の一種といえるようです。
彡☆化学はだめっていったのにー(ダンナ)☆彡

ケイ酸塩にカルシウム(石灰)がくっついたものが、ケイ酸カルシウムと呼んでいるのかもしれません。
ケイ酸カルシウム(Ca2O4Si)は、建材などにも利用されているようですが、いくつかバリエーションがあるようです(24種類)。石綿の問題もあり代用建材として利用が進んでいるようです。ただどれも、珪石(石英)と生石灰(酸化カルシウム)から作られるようで、このことからも、化学的に”ケイ酸カルシウム”というものでないといけない、ということではないと、うちでは判断しました。

土が酸性に傾かないように調整する目的で撒くようですので、Ph(ペーハー)を調整するのであれば、中和作用を期待して、ケイ酸塩白土をまいてもいいのではと思います。ただ、ケイ酸を多く含むものを散布することで、葉や細い根を丈夫にすることで、より永田農法でいう植物の潜在的な力を大いに発揮できるようにしているのでは、と思います。

!重要:シロートが書いた記述です。全くの専門外です。詳しい方にコメントいただけると嬉しい。。

GW夏野菜準備開始

[準備]

「だれでもつくれる永田野菜」通信 で、液肥について書いてくれた。ハイポネックス(Hyponex)は前から家にあるけど、窒素、リン酸、カリウムのバランスが異なるのでNGかと思っていた。バランスが異なっても、窒素が多い、カリウムが多いなど、バランスを見て、葉もの/実ものを選べばいいみたい。こういう記事は、シロートにはとても助かる。

シロートがはじめてのことで一番戸惑うのが、書かれたとおり、言われたとおりに準備ができないとき、代替のものをどう見繕ったらいいのかがわかないことである。ケイ酸カルシウムや土や液肥は、買いにいったときになかったりするとそれだけでつまづいてしまう。店員さんに聞いてもわからないとなると、意味を考えながらカンで買ったりしてしまう。ほぼ日のプロダクトは、使う人の立場を考え抜くところが大きな魅力だと思う。野菜づくりをはじる人が最初につまづきそうな所に、情報を提供してサポートしてくれる。とても心強い、ユーザーフレンドリーなサービスである。

夏野菜の苗を買ってきた。トマト大玉、トマト中玉、きゅうり、なす。それと、畝のための土を買った。黒土は有機物が含まれているので、赤玉土を15袋買ってきた。4袋で1畝追加して、液肥をまいた。明日、もうひとつ畝を作る。